毒は愛ではありません

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にゃんこの一大事☆全身麻酔はやっぱり怖い

手術前日。

午前中病院に行き、検尿&検便をお願いしました。

そして、ドキドキの検査結果。

尿&便、共に異常なし!!!

本当に本当に本当に安心しました。

便検査は全く問題なし。

尿の方も、尿比重もpHも半年前と全く変わらずでした。

ただ、尿pHがアルカリ寄りだということで尿路結石に注意して下さい、とのこと。

うちのにゃんこは体質的に、尿路結石になりやすい子かもしれないそうで。

ミネラルウォーターやアルカリイオン水などは飲まさないように、と言われました。(もともと、うちでは水道水をあげています)

気を付けて観察していて下さい、と。

(ただしこれに関しては個体差があるらしく、アルカリイオン水やミネラルウォーターを飲んでも結石ができない子もいるみたいです(∵`))

しかし数値上は正常値範囲内でしたので、特に何かしらの病気があるというわけではありませんでした。

とりあえず一安心。

したものの、大事なのは全身麻酔について、です。

先生に聞いてみました。

今年で14歳になるけれど、それでも全身麻酔かけて大丈夫なのか?

先生の答えはこうでした。

「100%大丈夫、とは言えません。人間でも、急に亡くなることもあるでしょう。何が起こるかはわかりません。確かに、高齢になると血管が若い子よりは弱くなっています。

だから、事前の検査をしっかりやります。これだけは、という検査をしてから、大丈夫だったらやります。この子は体の中がこんなに綺麗なんだし、出来ちゃったものは取る方がいいでしょう

最近は猫も高齢化なので、19歳でも23歳でも全身麻酔をかけたこともあります。19歳の子なんかは、翌日ケロッとしてご飯を食べていましたよ。

だけど飼い主さんが嫌がることを、どうしても、とは言えません」

やっぱり、そうなんだ。

高齢だから、ではなく、この子の体の中がどうなのか、が重要なのだ。

この時点で、私のモヤモヤはほんの少しだけ晴れていました。

でも、もう1つ聞かなければならない事がありました。

クレアチニン値が上がっているのに、それでも大丈夫なのか?ということ。

聞いてみると、先生は穏やかに、そして諭すように言いました。

「正常値の範囲内での上下をいちいち気にしていたら、飼い主さんの気が持ちませんよ。

人間だって、ご飯食べた後なら血糖値が上がったりするでしょう?

正常値内での上下を気にするのは、ナンセンスです」

ナンセンス、ですか…

苦笑いするしかありませんでした。

確かにそうかもしれない。

飼い主である私達が、過度に恐怖を抱いていてはいけないのかもしれない。

気を付けて見守ることと、恐怖心を持って見守ることとでは、物の見え方が違います。

私達は恐怖と不安のあまり、全てのことを悪いように捉えていたのかもしれない。

もう少しドッシリ構えて、この子の生命力と先生の腕を信じよう

そう思うことができました。

ここで先生が、100%大丈夫です!と言い切っていたなら、逆に不安になっていたと思います。

リスクはゼロではない。高齢だから心配な点もある。

そのことを十分に理解したうえで、そのうえでやりましょうということなんだ。

それなら、あとは信じるのみ。

もちろん、不安や恐怖や心配が全て払拭されたわけではありません。

むしろ心のもやもやが晴れたのは、ほんの10%ぐらい。

それでも、夜も眠れずご飯も喉に通らず、悪いことだけ考え続けていた約2日間を思えば、10%でも大きかったです。

病院に来るまでは、手術が早く終わってほしい気持ち半分、一生手術日が来ないでほしい気持ちが半分でしたが、この時にはもう、早く終わってほしい!!という思いのみでした…