毒は愛ではありません

本、猫、ドラマ…好きなものをあれこれと☆

にゃんこの一大事☆1秒が10分

朝のご飯&お水抜きの辛さを経て病院へ到着。

すぐに診察室へ呼ばれ、体重チェック。

ご飯食べてないので、少しぐらいは体重減ってるかなぁと思っていたけれど、3日前と全く変わらずでした。

何かお変わりないですか?体調悪いとかありませんか?

と看護師さんに聞かれたので

昨晩からご飯抜きなので、心なしかぐったりしています

と答えると

ああ〜そうだよね〜
ごめんね〜丸1日の我慢だよ〜^^

と言う耳を疑う言葉が!

まるいちにち?!

明日まで食べれないの?!

そんな酷な…!!!

姉と目を合わせ驚いてる所へ先生が登場しました。

誓約書を持って。

誓約書。

ここにサインしてください

そう言われる前に、がっつり読み始めてました。

まあ誓約書ですから、色々と怖いことも書いてありました。

要約すると

もしものことがあるかもしれないよ
術後何があるかわからないよ
全てに責任は取れないよ

という感じです。

不安と恐怖に飲み込まれそうになりましたが、大丈夫、先生とこの子を信じよう!と強く思い直してサイン。

はい、ではお預かりします。
夕方迎えに来てくださいね

そう言われ、にゃんこは看護師さんの腕の中へ。

よろしくお願いします

と頭を下げて診察室を出る私達を、にゃんこは目を丸くして見つめていました。

置いていくの?

そんなふうに言っているような気がして、すごく胸が締め付けられる思いでした。

早く終わってくれ

その一心でした。




苦しい時間が進む速度は、驚くほど遅いものです。

家に帰ってきてから迎えに行くまでの7時間は、1秒が10分ほどに感じられました。

それまでの数日間は、色々な感情のせいであまり寝られなかったので少し仮眠を取ろうとも思いましたが、全く眠くなりません。

少しの間だけでも眠れたら、時間が経つのも早いかなあと思っていたのですが。。

無理でした。

当然ですが、待っている間に考えるのはにゃんこのことばかり。

今はもう麻酔をかけられているのだろうか
手術は終わっているのだろうか
手術中だとしたら上手くいっているだろうか

緊急連絡先には私の携帯の番号を書いていたので、私の携帯が鳴る度に寿命が縮む思いでした。

考え過ぎて不安になるのもいけない!
何かしないと!
そうだ!あの子が帰ってきたら快適に過ごせるようにお掃除だ!!!

それから迎えに行くまでの時間、ただひたすらお掃除に集中するふりをしている私たち。

もう30分経ったかな

そう思って時計を見ると、まだ3分しか経っていない。

まだ、あと4時間以上ある。

あと4時間もあるならと、お昼を食べることに。

もう1時間経ったかな

そう思って時計を見ると、まだ30分も経っていない。

その繰り返しでした。

本当に、1分1秒、時が進むのが死ぬほど遅かったです。

それでもようやくお迎えの時間が近付いてくると、そわそわドキドキしてきました。

大丈夫かな
電話なかったから、きっと大丈夫
でも顔を見るまでは…

とにかく、早く会いたかったし、早く元気な顔を見たかったです。

病院からは、麻酔が切れて2〜3時間は様子を見るけれどお迎えに来たときはまだぼんやりしているかもしれない、と言われていましたので、どんな状態なのかも心配でした。

けれども、ぼんやりしていても、とにかく早く会って顔を見たい!!!!

その気持ちでいっぱいでした。




そしてお迎えの時間。

病院に着き、ほんの少しの待ち時間を経て診察室へ。









診察室の中へ入ると、そこにはキャリーバッグからひょっこり可愛い顔を出してる、私たちの愛するにゃんこがいたのでした…(**´Д`**)